ネットワーク・NPO・TUGのこと
伊豆ガーデニングクラブ 幹事各位
2001・3・11
事務局 森下
ネットワーク、NPO、TUGのこと
私はかねて伊豆ガーデニングクラブの活動は市民活動の一つだと考えています。花好きがあつまって交流を深めるとともに、地域を花いっぱいにすることで市民として社会に貢献しようとしているからです。
市民活動をしている以上、同じような目的をもって活動している他のグループやサークルとの情報交換、ネットワーク作りは有用なものと考えていました。
2月はじめ「伊東市まちづくり懇話会」から、「伊東市まちづくりネットワーク」を設立しようとの呼びかけがありました。
出席して聞いてみると、それは「伊東市まちづくりネットワーク」をNPOとして設立しようとの趣旨でした。しかし出席した各団体はいきなりNPOといっても何のことかよく判らず、議論は進展しませんでした。
それで現在は「伊東市まちづくり懇話会」が単独でNPOとしての認証を目指すことになり、別に各団体とのネットワーク作りが進んでいます。わが伊豆ガーデニングクラブもその方向で協力する方針でいます。
NPOとは何なのか私はまったく知りませんでした。
多少勉強して、次のようなものだと判りました。
・ NPOとはNon Profit Organization (非営利組織)の略で、営利を目的とせず社会貢献活動を継続的に行う民間団体のことである。
・ NPO法人となりたい民間非営利団体は「特定非営利活動促進法」(H10・3・19)に基づき地方自治体に申請して認証を受ける。
・ 組織であるから会則、代表者、事務局機能、会計の独立等が必要である。
・ NPO法人となるメリットは、法人格を得ることにより「契約」が出来るようになることである。電話、事務所、土地等の団体名義による契約、売買契約、事業請負契約等が出来るようになる。
添付したTUG-「つくばアーバンガーデニング実行委員会」の事例報告は、「NPO実践講座」(山岡義典編、日本NPOセンター)からコピーしたものです。
私は伊豆ガーデニングクラブをNPO法人化しようなどとは毛頭考えていませんが、この報告の内容は非常に面白かったので皆さんにご披露する次第です。どうぞご覧になって下さい。庭作りのグループがこんなにいろいろとすることがあるのかと目を開かれる思いです。
このグループの性格は我々とは全然違いますが、(年令構成、プロの庭師を目指す会員がいる、近くに大学がある、行政との関わり・・・)それにしてもこれだけ多方面に積極的に活動を進めるとは立派です。そのバイタリテイに脱帽します。
私が「伊豆ガーデニングクラブ」のNPO法人化はないと考えるのは次ぎの理由からです。
・ 現在のところ契約の必要がない。
・ 会員に花を愛する「パッション」はあるが、それから何を為さなければならないとの「ミッション」(社会的使命感、目的意識)はない。(この本の編者の山岡氏は<組織を法人化するには「ミッション」が明確でなければならない。>と言っている。)
ただし「伊豆オープンガーデン」については今後どのような発展をするのか未知数の部分があります。
以上